私の記憶では、2021年の春手前くらいから【マッドフラッド/Mudflood】なる物が、フラットアーサーの間で話題となり始めていた。それ以前からも”MudFlood”なる造語が陰謀論好きな人達の間では扱われていたと思うが、日本の平面論者達の多くが話題に出し始めたのは、この頃だったと思う。
この記事では、マッドフラッドの大まかな全体像に迫ってみたいと思う。
マッドフラッドの定義
実は、マッドフラッドのきちんとした定義は”無い”。
無いと言った理由は、マッドフラッド信者たちの間でも言っている事がまちまちだからである。
しかしながら、なんらかの定義付けをしないと説明がしにくいので、ここでは仮として定義をしてみたいと思う。
- かつて、泥による洪水が起こり、それにより建物の1階部分が埋もれてしまった。
- 泥洪水による被害は全世界的に発生していて、それによって文明も失われてしまった。
- 泥洪水以前には”タータリアorタルタリヤ”と呼ばれる大国家がヨーロッパからアジアに掛けて存在していた。
- “タータリアorタルタリヤ”にはフリーエネルギーを使用した超文明が日常的に使われていて、その受信部がタルタリヤ様式レンガ調建築物にアンテナのように装備されていた。
- 現存する星型要塞をスターフォートと呼称していて、そのスターフォートは嘗てのタータリアorタルタリヤ王国におけるフリーエネルギーの発生源として機能していた。(五稜郭も其内のひとつ)
- 【マッドフラッド/Mudflood】発生の時期は19世紀初頭との見方。だが、ハッキリとした発生年は発表されていない。
- 上記、泥洪水による文明リセットがあったが、それは周期的(約200年おき)に発生する。
- これだけ大きな災害にも関わらず、人々にはその記憶が残っていない。
- この論の証拠となるのが、タータリア様式の半地下階がある建築物が地中に埋まっている事である。
上記が【マッドフラッド/Mudflood】の定義(?)と呼ばれるものであるらしい・・・。
ここで留意して欲しいのが、マッドフラッドは「泥洪水」「タータリア超大国」「スターフォート」の3つがセットで成り立っているという事である。

マッドフラッドの検証方法
マッドフラッド信者たちの検証方法は一種独特である。
まず、彼らは「半地下」を探すことから始める。半分が地上に出ている地下室のある建物を探るのである。
そして、それに近しい建築物を発見したら、その場所へ行って建物の半地下部分を見て「埋まってる埋まってる」「あとで修復した部分だ」とか「タータリア文明だね」とか、その場所の様子を遠足気分で語り合うのである。この時に周りに土や泥のサンプルを採取することもなく、ただ単に半地下部分を眺めて談笑するだけである。
彼らの【マッドフラッド/Mudflood】検証には【科学的な考察】は一切見られないのも大きな特徴であろう。

半地下物件と同じく調査対象になるのが「スターフォート/星型要塞」である。
スターフォートとは一体何なのか?という疑問が湧いてくるが、どうやらフリーエネルギーの発生装置らしいのだ。その形に秘密があるのかは不明だが、地面に設置された星型をした人為的な物体がタータリアの超文明によって、無尽蔵に得られるエネルギーを生産していたらしいのだ。そして、そのフリーエネルギーはタータリア様式の建築物に送られていたらしく、そのエネルギーは無線送電技術によって送られていて、そのフリーエネルギーを受け止める役目を担っていたのが、赤レンガ工法による建築物に付いているタマネギの様な飾り物だったらしい。
このスターフォートは世界中で発見?されている。日本におけるスターフォートの一例としては、北海道函館の【五稜郭】がすぐに出てくる。更に最近では長崎のハウステンボスもそうだと主張している。

タータリア or タルタリヤについて
最後に【マッドフラッド/Mudflood】三大要素の中核と呼ぶべきタータリアorタルタリヤについて述べようと思う。
タータリアは”Tartaria”と表記されるらしく、日本語読みについては「タータリア」とも「タルタリヤ」「タルタリア」とも呼ばれているようだ。毎回2回表記するのは面倒なので、このブログ内に置いては【タータリア】で統一していこうと思う。
さて、タータリアとはなんぞや?と言うことで、タータリアは中央アジアからヨーロッパに掛けて存在していたと言われる超大国の事である。その国土は超大国と呼ぶにふさわしい広大なもので、西は現在のキルギス辺りから、東は海を渡った樺太辺りまでが領土と考えられている。もちろん、この話も仮定の内容である。最初に述べた通りマッドフラッドの定義がハッキリとしていないので、その中核をなす「タータリア」超大国についても曖昧な定義となってしまっている。

文明リセットについて
【マッドフラッド/Mudflood】を語る上において、もうひとつ外してはいけない内容がある。
それが【文明リセット】である。
マッドフラッド信者たちが主張する点で、私が最も理解に苦しむのが【文明リセット】である。
文明リセットは、世界的規模で発生した泥洪水の被害によって、人類はもちろんの事、それまで人類が築き上げてきた文明さえも滅んでしまったとの説である。しかも、マッドフラッドは200年おきに発生しているらしいので、人類は文明を築いては消え、築いては消えを繰り返してるという事になるらしい。
つい最近のマッドフラッドは19世紀に発生した事になっている設定だ。発生年は、これまたマチマチで、1816年のいわゆる「夏のない年」に発生したとか、1871年のシカゴ大火がそれにあたるとか、関東大震災も怪しいとか、第二次世界大戦末期のソ連軍のドイツへの侵攻時の街が破壊され過ぎているとか・・・。年代も19世紀から20世紀にまたがっていたりして、まったく持って意味不明な説を恥ずかしげもなく展開するのがマッドフラッダー達である。
この文明リセット説で私が一番不思議に思うことは、これだけ世界中で猛威を奮った泥の洪水の根拠となるが、一階部分が泥に埋まってしまった半地下建築物が現存している事だけなのだ。
不思議にも、他にもあったと予想されるタータリア調建築物は全て流されてしまい、半地下があるレンガ調の建物だけが泥洪水の被害にあっているにも関わらず流されずに残っていると言う考察は、一体なにを根拠に導き出された答えなのだろうか?
文明が根こそぎ流されて消滅してしまうくらいの大災害であるのなら、どうして一階部分だけが埋没しただけで済み、建物の他の部分には影響しなかったのだろうか?
我々日本人は幸か不幸か3.11の大津波を経験している。その時の津波の高さが33mとも37mとも言われているが、マッドフラッドの泥は一階部分が埋まるだけの被災レベルである。一階部分の高さを多めに見積もっても、せいぜい10mくらいだろう。東日本大震災では33mの津波を被災したにも関わらず、我々日本人は生き延びている。そして、我々日本人は、あの悲しい出来事を決して忘れることは出来ない。
だが、彼らマッドフラッド信者たちは、世界中の文明が失われた大災害の記憶が人類には全く残ってなく、すべてはリセットされたと主張するのである。
高々、10m位の泥洪水なら、泥に流されなかった半地下物件の2階以上に避難すれば良かったのでは?
そうすれば、少なくとも、その建物に済んでいたか利用していた人間は助かったのではないのだろうか?
3.11に限らず津波から避難するには高台に登れと言われるが、近くの山や高い所に避難して助かった人間は居なかったのだろうか?
少し考えるだけで、いくつかの疑問点が出てくるのに、彼らマッドフラッド信者たちには自分の頭で考えると言う事が出来ないのだろうか?
まったく持って馬鹿げた仮説だが、フラットアースを信じていると思われる人達の多数もマッドフラッドを信じているTweetが散見されるので、彼らにしてみれば、マッドフラッドもフラットアースも単なる「お遊び」でしかないのだろうか・・・。
まとめ
- 【マッドフラッド/Mudflood】は泥の洪水によって引き起こされた
- 発生年(被災年)は不明
- 物的証拠はタータリア調建築物で半地下のある西洋風のもの
- 明治時代頃に文明及び人類はリセットされている
- 過去の歴史・遺物・書物・伝承・木造建築物は全て捏造
- 科学的な考察は採用しない
- 【マッドフラッド/Mudflood】はワクワクして楽しい
上記7点を信じているのが、彼らマッドフラッダー達の特徴である。
その他、球体派の一般人からしてみれば、
我々平面論者が唱えるフラットアースもトンデモだが、
そのフラットアーサーの中でも
【マッドフラッド/Mudflood】を信じている連中は、
トンデモ中のトンデモである。

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